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楽天証券とは?日本最大級のネット証券の全貌
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券大手で、2026年現在の口座数は1,000万口座を超え、SBI証券と並んで日本のネット証券業界を二分する存在です。手数料の安さ、楽天ポイントとの連携、豊富な投資信託ラインナップなど、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えるサービスを展開しています。本記事では、楽天証券の手数料・メリット・デメリットを徹底解説し、SBI証券やDMM株との比較まで詳しくお伝えします。NISA口座の開設先として楽天証券を検討中の方、楽天ポイントを投資に活用したい方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 楽天証券の基本情報・会社概要
楽天グループとの連携
楽天証券株式会社は、1999年に設立された楽天グループ傘下のオンライン証券会社です。楽天グループ全体の強みを活かし、楽天市場・楽天銀行・楽天カード・楽天Payなど、楽天経済圏と緊密に連携していることが最大の特徴です。楽天会員であれば、楽天IDひとつで口座開設から日々の取引まで一元管理できるため、すでに楽天サービスを利用している人にとって非常に使い勝手が良い証券会社といえます。楽天グループが展開するポイントプログラム「楽天ポイント」との連携は特に強力で、ポイントを使って投資信託や国内株式を購入できる「ポイント投資」が大きな人気を集めています。
口座数・運用残高
楽天証券の口座数は2026年4月時点で1,000万口座超となっており、日本のネット証券の中でも最大規模のひとつです。預かり資産残高も数十兆円規模に達しており、個人投資家からの厚い支持を受けています。近年はNISA制度の拡充に伴い、新たに投資を始める若年層・現役世代からの口座開設が急増しています。特に2024年の新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)スタート以降、楽天証券への流入は著しく、クレジットカード積立との相乗効果でNISA口座の開設先として選ばれるケースが目立ちます。
主要サービス一覧
楽天証券が提供する主なサービスは次のとおりです。国内株式(現物・信用)、米国株式・ETF、投資信託(2,000本以上)、NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)、iDeCo(個人型確定拠出年金)、FX(楽天FX)、先物・オプション、金・プラチナ積立、債券投資など、個人投資家に必要な金融商品をほぼ網羅しています。また、楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を利用することで、証券口座と銀行口座を自動的に連動させて効率的な資金管理が可能になります。ロボアドバイザーサービス「楽ラップ」も提供しており、投資に不慣れな初心者でも始めやすい環境が整っています。
2. 楽天証券の手数料詳細
国内株式手数料(いちにち定額コース・超割コース)
楽天証券の国内株式手数料には、2つのコースがあります。「いちにち定額コース」は1日の取引金額合計に対して定額で課金されるプランで、1日100万円まで無料(2026年現在)というのが大きな特徴です。100万円を超えた場合も、200万円まで2,200円、300万円まで3,300円と段階的な設定になっており、デイトレーダーや多頻度取引をする方に向いています。一方の「超割コース」は1回の取引ごとに課金される従量制プランで、5万円以下は55円、10万円以下は99円、20万円以下は115円、50万円以下は275円、100万円以下は535円、150万円以下は640円、3,000万円以下は1,013円、3,000万円超は1,070円と、取引金額に応じて手数料が段階的に上がります。どちらのコースが有利かは取引スタイルによって異なります。
投資信託購入手数料(ノーロード)
楽天証券で取り扱う投資信託の大半は購入手数料が無料(ノーロード)です。2,000本以上の投資信託を揃えており、その中でも人気のインデックス型投資信託(eMAXIS Slim全世界株式、eMAXIS Slim米国株式S&P500など)はすべて購入時手数料0円で取得できます。信託報酬(運用管理費用)はファンドによって異なりますが、低コストインデックスファンドを中心に選べば年率0.1%前後の商品も多く、長期積立に非常に適した環境です。なお、投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」も提供されており、保有残高に応じて楽天ポイントが付与されます(ファンドにより付与率が異なる)。
米国株手数料
楽天証券の米国株取引手数料は、約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料0ドル、上限手数料22ドルという設定です。たとえば100ドル分の米国株を購入すると約0.495ドル(約70円前後)の手数料がかかります。為替手数料は1ドルあたり25銭で、これは業界標準的な水準です。米国株は約4,800銘柄以上が取引可能で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)の主要銘柄はほぼカバーされています。米国ETFも豊富に取り扱っており、VOO・VTI・QQQなどの人気ETFをリアルタイム為替で購入できます。
為替手数料
楽天証券での外貨取引にかかる為替スプレッドは、米ドル/円が25銭(買い・売りそれぞれ12.5銭)です。これはSBI証券の住信SBIネット銀行経由での6銭と比べると割高ですが、楽天証券単体での利便性を考えると標準的な水準です。楽天銀行の外貨預金口座を経由して円→ドル→米国株購入という流れで為替コストを抑える手法も一部のユーザーに活用されています。ただし、手間がかかるため初心者には楽天証券の標準の為替設定のまま取引するのが一般的です。
信用取引手数料
信用取引の手数料についても、楽天証券は競争力のある水準を維持しています。「いちにち信用」コースでは1日の取引金額合計100万円まで無料(デイトレード優遇)となっており、当日中に決済する短期の取引であれば手数料負担を大幅に減らすことが可能です。制度信用・一般信用の金利は年率2.8%(制度信用・買方)が基本で、貸株料は制度信用が1.15%/年、一般信用(短期)が3.9%/年となっています。信用取引は元本を超える損失が出るリスクもあるため、初心者は現物取引で経験を積んでから検討することを推奨します。
3. 楽天証券の強み・メリット8つ
メリット1:楽天ポイント投資(通常・期間限定ポイントも使える)
楽天証券最大の魅力のひとつが「楽天ポイント投資」です。楽天市場・楽天Payなどで貯めた楽天ポイントを使って、投資信託や国内株式を購入できます。通常ポイントはもちろん、期間限定ポイントも投資に使えるのが楽天証券の特長です。期間限定ポイントは通常、楽天市場やコンビニなど対象の店舗でしか使えませんが、楽天証券のポイント投資に使うことで有効活用できます。「どうせ使い切れないポイントがある」という方や「ポイントで投資の練習をしたい」という初心者にも最適な仕組みです。1ポイント=1円として使えるため、手持ちの現金を使わずに投資体験ができることで、投資へのハードルが大幅に下がります。
メリット2:楽天カード積立(1%ポイント還元)
楽天証券では、楽天カードを使って投資信託の積立購入を行うと、積立金額の1%分の楽天ポイントが還元されます(楽天カードの種類や積立金額により還元率が異なる場合あり)。月5万円の積立を楽天カードで行えば毎月500ポイント、年間6,000ポイントが自動的に貯まる計算です。さらに楽天プレミアムカードを利用すると最大2%還元になるケースもあります。クレカ積立に対応している証券会社は増えてきていますが、楽天ポイントという強力なエコシステムと組み合わさることで楽天証券のクレカ積立は特に魅力的です。毎月の積立をクレカ払いにするだけでポイントが積み上がるため、積立額をNISAの枠いっぱいまで活用することを強くおすすめします。
メリット3:楽天キャッシュ積立(0.5%還元)
楽天キャッシュ(楽天のスマホ決済)を使った投資信託の積立にも、0.5%のポイント還元が適用されます。楽天カード積立の月上限額(5万円)に加え、楽天キャッシュ積立でも月5万円まで積立が可能なため、合計月10万円までクレカ・キャッシュ積立でのポイント還元を受けながら積み立てることができます。これはNISAのつみたて投資枠(年120万円=月10万円)をちょうどカバーできる金額であり、NISAの非課税枠をフル活用しながらポイントも稼げるという非常に効率的な仕組みです。楽天経済圏を活用している方にとっては、楽天証券でNISA積立を行う理由として最も強力な根拠のひとつといえます。
メリット4:豊富な投資信託(2,000本以上)
楽天証券では2,000本以上の投資信託を取り扱っており、インデックスファンドからアクティブファンド、バランスファンド、テーマ型ファンドまで幅広いラインナップが揃っています。特に、信託報酬の低さで定評のある「eMAXIS Slim」シリーズや「SBI・V」シリーズなど、長期積立に最適な低コストインデックスファンドをすべてノーロードで購入できます。投資信託を100円から購入できる「少額投資」にも対応しており、まとまった資金がなくても少しずつ積立を始められます。初心者が資産形成を始める際の第一歩として、楽天証券のNISAつみたて投資枠で低コストインデックスファンドの積立を設定するのは、定番かつ王道の選択肢です。
メリット5:iDeCo・NISAの充実度
楽天証券はiDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA(少額投資非課税制度)のどちらも充実したサービスを提供しています。iDeCoでは、手数料が月171円(国民年金基金連合会・事務委託先金融機関への支払い分のみ)と業界最安水準で、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドや楽天・S&P500インデックス・ファンドなど、人気の低コストファンドをiDeCo内で積み立てることが可能です。新NISAでは、つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)の両方に対応しており、投資信託の積立も個別株の購入もNISA口座ひとつで完結します。証券会社選びで迷ったときに「楽天証券かSBI証券」とよく比較されるのも、両社のNISAサービスが特に充実しているからです。
メリット6:米国株のリアルタイム為替
楽天証券の米国株取引では、円から米ドルへの両替をリアルタイムで行いながら取引できます。為替レートはリアルタイムで表示されるため、「今何ドルで買えるか」を確認しながら注文を出せるのは安心感があります。米国市場の時間外取引(プレマーケット・アフターアワーズ)にも対応しており、決算発表前後の値動きを捉えた取引が可能です。また、配当金の受け取りも円または米ドルを選択でき、ドルで受け取ることで次回の米国株購入時に為替手数料を節約することもできます。米国株投資に興味がある方や、S&P500連動ETFに直接投資したい方にとって、楽天証券は使いやすいプラットフォームといえます。
メリット7:ツールの充実(iSPEED・マーケットスピード)
楽天証券は高機能な取引ツールを無料で提供しています。スマートフォン向けアプリ「iSPEED」は、株価チャート・ニュース・四季報データ・株式スクリーニングなどを一画面で確認できる多機能アプリで、ユーザビリティの高さから株式投資アプリランキング上位の常連となっています。PC向けの「マーケットスピード II」は、複数銘柄の板情報をリアルタイムで監視しながら高速発注ができるトレーダー向けツールです。投資信託の積立設定や資産状況の確認は専用のWEBサイト(楽天証券サイト)からも行えるため、初心者はスマホアプリ、上級者はPCツールと使い分けることができます。楽天証券のツールの質は業界内でも評価が高く、他社から乗り換えてきたユーザーからも満足の声が多く聞かれます。
メリット8:楽天銀行との連携(マネーブリッジ)
楽天証券と楽天銀行を連携させる「マネーブリッジ」は、二つの口座を紐づけることで資金管理を大幅に効率化するサービスです。マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.1%(2026年現在、条件により変動)に優遇されます。これは一般的なメガバンクの普通預金金利(0.001%程度)の100倍にあたる水準です。また、証券口座への入出金が楽天銀行口座との間で自動的に行われる「自動入出金(スイープ)」機能により、必要なときに証券口座へ資金を移す手間が不要になります。楽天銀行の口座を持っていない方も、楽天証券と同時に開設することで、預金・投資を一元管理できる強固な金融基盤が完成します。
4. 楽天証券のデメリット・注意点5つ
デメリット1:ポイント改悪の歴史
楽天証券の大きなデメリットとして、過去にポイント還元制度の改悪が繰り返されてきたことが挙げられます。かつては投資信託の保有残高に対して高率のポイントが付与されていましたが、2022年4月以降に一部の人気ファンドのポイント付与率が引き下げられました。さらに、楽天カード積立のポイント還元率も一時期引き下げられるなど(現在は条件付きで改善)、楽天ポイントのメリットを期待して口座を開設したユーザーから失望の声が上がったことがあります。楽天グループ全体の業績や方針変更に伴い、今後もポイントプログラムの変更が行われる可能性は否定できません。楽天ポイントを最大の理由として楽天証券を選ぶ際は、ポイント条件が変わった場合でも納得できるサービス内容かどうかを確認しておくことが重要です。現時点(2026年)でのポイント条件は魅力的ですが、将来的な変更リスクは念頭に置く必要があります。
デメリット2:楽天銀行の金利条件
マネーブリッジで優遇される楽天銀行の普通預金金利は魅力的ですが、すべての残高に対して適用されるわけではなく、上限金額が設定されています(2026年4月現在の条件は楽天銀行公式サイトを要確認)。また、楽天銀行自体の金利も外部環境(日銀の金融政策等)の影響を受けるため、将来にわたって高い金利が保証されているわけではありません。さらに、楽天銀行・楽天証券を組み合わせて利用することで便利になる反面、楽天グループへの依存度が高まるという集中リスクも存在します。万が一楽天グループ全体に何らかの問題が生じた場合、複数サービスを同時に利用できなくなるリスクへの備えとして、別の証券会社・銀行にも口座を持っておくことを検討してみてください。
デメリット3:IPO取扱数がSBI証券より少ない
IPO(新規株式公開)投資を重視する投資家にとって、楽天証券のIPO取扱数はSBI証券と比較して少ないという点がデメリットになりえます。SBI証券は国内最大のIPO取扱実績を誇り、毎年多くのIPO銘柄を取り扱っています。一方、楽天証券のIPO取扱数は年間数十件程度にとどまることが多く、抽選に参加できる機会自体が少なくなります。IPO投資で大きなリターンを狙いたい方にとっては、楽天証券単独では物足りない可能性があります。IPO目的であればSBI証券と楽天証券の両方に口座を持つ「複数口座戦略」が有効で、多くのIPO投資家が実践しています。楽天証券のIPO抽選は完全平等抽選方式(資産額・取引額に関係なく均等)のため、少ない資金でも公平に参加できるというメリットはあります。
デメリット4:米国株の為替スプレッド
楽天証券で米国株を購入する際の為替スプレッドは1ドルあたり25銭です。SBI証券の場合、住信SBIネット銀行を経由すれば6銭という格安スプレッドで米ドルを調達できるため、大きな差があります。たとえば100万円分の米国株を購入する場合、1ドル150円として約6,667ドル購入するとすると、楽天証券では約1,667円(25銭×6,667ドル)、SBI証券(住信SBIネット銀行経由)では約400円(6銭×6,667ドル)の為替コストの差が生じます。長期で米国株に大きな金額を積み立てる場合はこの差が積み重なるため、為替コストを重視するなら住信SBIネット銀行と連携するSBI証券の方が有利です。楽天証券での米国株投資は少額・少頻度であれば大きな問題にはなりませんが、大口・高頻度の場合は為替スプレッドの差を意識することが大切です。
デメリット5:サポートの混雑
楽天証券は口座数が多いこともあり、電話サポートが混み合いやすいというデメリットがあります。特に相場急変時や新NISA開始直後などのタイミングでは、電話がつながりにくくなることが報告されています。メールやチャットによるサポートも提供されていますが、回答までに数日かかるケースもあります。ただし、楽天証券のヘルプページやFAQは充実しており、よくある質問のほとんどはオンラインで解決できます。公式YouTubeチャンネルや投資情報サイト「トウシル」も運営しており、投資の勉強になるコンテンツが豊富です。緊急の問い合わせが必要な場面では、時間帯をずらして電話するか、チャットサポートを活用することをおすすめします。
5. 楽天証券 vs SBI証券の徹底比較
手数料比較
国内株式の手数料について、両社はほぼ同水準です。楽天証券の「いちにち定額コース」100万円以下無料に対し、SBI証券の「アクティブプラン」も1日100万円まで無料となっており、少額〜中額の取引であればどちらを選んでも手数料はほぼゼロです。米国株の手数料(約定代金の0.495%、上限22ドル)も両社共通です。大きな差が出るのは為替スプレッドで、前述のとおりSBI証券が住信SBIネット銀行経由で6銭という安値を提供している点が、米国株投資家にとってSBI証券優位の主な要因です。
投信ラインナップ
投資信託のラインナップは楽天証券・SBI証券ともに2,000〜2,500本規模で、主要なインデックスファンドはどちらでも取り揃えています。SBI証券は「SBI・V」シリーズ(バンガードETFに連動した低コストファンド)を自社ブランドで展開しており、これが優位点の一つです。楽天証券は「楽天・S&P500インデックス・ファンド」「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」を提供しており、どちらも低コストで人気です。純粋な投信の品揃えは互角に近く、どちらの証券会社を選んでも「投資できるファンドがない」という状況にはなりません。
ポイント・特典
ポイント面では楽天証券が圧倒的な優位性を持ちます。楽天カード積立1%還元、楽天キャッシュ積立0.5%還元、楽天ポイントで投資信託・国内株式を購入可能という三本柱は、楽天経済圏ユーザーにとって非常に強力です。SBI証券も三井住友カード積立(最大5%還元、カード種別による)というポイント特典を提供していますが、楽天ポイントのように「期間限定ポイントも投資に使える」という柔軟性はありません。楽天市場や楽天Pay、楽天モバイルなどを普段から利用している方であれば、楽天証券の方がポイント還元の恩恵を受けやすいといえます。
米国株
米国株取引の利便性は両社ともに高いですが、SBI証券は住信SBIネット銀行との連携で為替コストを抑えられる優位性があります。また、SBI証券はリアルタイム為替に加えて、円のままで米国株を注文できる「円貨決済」サービスも提供しており、ドル転の手間を省ける利便性があります。楽天証券も円貨決済対応ですが、為替スプレッドの差がそのまま手数料の差につながるため、大口の米国株投資を行うならSBI証券+住信SBIネット銀行の組み合わせが有利です。少額投資やNISA内でのインデックスファンド積立であれば、どちらを選んでもほとんど差はありません。
NISAの使いやすさ
NISAに関しては、楽天証券・SBI証券ともに使いやすいプラットフォームを提供しており、優劣をつけるのが難しい状況です。楽天証券はクレカ・楽天キャッシュ積立でのポイント還元がNISA口座でも有効なため、積立投資との相性が抜群です。SBI証券はNISA口座での米国株取引の為替コストが安く、成長投資枠で個別の米国株を購入したい場合に有利です。最終的には「楽天経済圏ユーザーは楽天証券、米国個別株投資を重視するならSBI証券」という使い分けが、多くの投資家に支持されている結論です。
6. 楽天証券 vs DMM株の比較
手数料・取引コスト
DMM株は国内株式の取引手数料が完全無料(現物・信用ともに0円)という圧倒的なコスト優位性を持っています。楽天証券は「いちにち定額コース」で1日100万円まで無料ですが、それを超えると手数料が発生します。純粋なコストだけで比べれば、国内株式のデイトレードや大口取引では、DMM株が有利です。米国株についても、DMM株は取扱銘柄数こそ楽天証券より少ない場合がありますが、取引手数料は0.495%で同水準です。
ポイント・特典
楽天証券は楽天ポイント投資・楽天カード積立など豊富なポイントエコシステムを持つ一方、DMM株は楽天のような独自ポイント経済圏を持っていません。ただしDMM株はDMMグループのサービスとの連携も進んでおり、シンプルさと低コストを重視するユーザーに支持されています。
ツール・操作性
DMM株のスマホアプリ・WEBサービスはシンプルで使いやすいと評価されており、「はじめての株式投資」に向いた設計です。楽天証券のiSPEEDは多機能ですが、慣れるまでに少し時間がかかるという声もあります。投資初心者がシンプルに国内株を始めたいならDMM株も有力候補です。
使い分け提案
楽天証券とDMM株は用途別に使い分けるのが賢い選択です。楽天ポイントを活かした投資信託・NISA積立は楽天証券、コストゼロで国内株をデイトレードしたい場面やシンプルな株式取引はDMM株、という二刀流が最も効率的です。DMM株は口座開設が無料・簡単で、楽天証券と並行して保有しても管理コストはゼロなので、ぜひ両口座を持っておくことを検討してみてください。
7. 楽天証券でNISAを活用する方法
おすすめ投資信託
楽天証券のNISA(つみたて投資枠)で積み立てるファンドとして、まず検討すべきは全世界株式・米国株式に連動するインデックスファンドです。「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天・オルカン)」は信託報酬が年率0.0561%という超低コストで、世界約50カ国に分散投資できる注目のファンドです。「楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)」は米国大型株500社に連動し、信託報酬0.077%以内という低コストで米国経済の成長を丸ごと取り込めます。どちらも楽天証券専用ファンドとして設定されており、楽天カード・楽天キャッシュでの積立ポイント還元対象となっているのが大きなメリットです。投資経験が浅い方は「全世界株式1本積立」でシンプルかつ分散された運用が実現できます。
クレカ積立の設定方法
楽天証券のクレカ積立(楽天カード積立)の設定手順はとてもシンプルです。まず楽天証券にログインし、「NISA・積立」メニューから積立設定画面を開きます。積立したいファンドを選択し、毎月の積立金額を設定したら、決済方法として「楽天カード」を選択するだけです。設定が完了すると、翌月以降から自動的に毎月指定日に楽天カード引き落としで積立が実行されます。楽天カードは楽天証券の口座申込と同時に申し込めるため、まだ持っていない方も証券口座開設のタイミングで一緒に申し込むと効率的です。楽天キャッシュ積立を使う場合は、楽天ウォレットアプリで楽天キャッシュをチャージした上で同様の手順で設定できます。月10万円まで(カード積立5万円+キャッシュ積立5万円)をポイント還元付きで積み立てることで、NISAのつみたて枠を最大限に活用しましょう。
8. 楽天ポイント投資の全技法
通常ポイントと期間限定ポイントの活用
楽天証券のポイント投資で最初に押さえるべきは「使えるポイントの種類」です。通常の楽天ポイントはもちろん、楽天市場のセールやクーポンで付与される「期間限定ポイント」も楽天証券のポイント投資に利用できます。期間限定ポイントは使用期限が短く、楽天市場での買い物や特定の決済にしか使えないことが多いですが、楽天証券に連携しているとポイント投資の支払いに充当されるため、失効させることなく有効活用できます。毎月の積立設定でポイントを優先的に使う設定にしておけば、積立金額のうちポイント分が自動的に充当され、現金の持ち出しを最小化できます。
ポイント投資の設定方法
ポイント投資の設定は楽天証券サイトのマイページから行います。「ポイント・楽天キャッシュ」設定ページでポイント投資を「利用する」に設定し、利用するポイントの優先順位(通常ポイント→期間限定ポイントの順など)を指定します。積立設定時に「ポイント利用」のチェックを入れると、積立金額からポイント分が自動的に差し引かれます。1ポイント=1円換算で使えるため、たとえば月1,000ポイントある状態で月10,000円積立を設定すると、実際のカード請求は9,000円になります。ポイントの残高に応じて毎月の実質コストが変動するため、定期的にポイント残高を確認する習慣をつけるとよいでしょう。
楽天ポイントを最大化するコツ
楽天ポイント投資を最大限に活用するためのポイントは三つあります。第一に、楽天市場でのショッピングをSPU(スーパーポイントアップ)プログラムを意識しながら行い、楽天証券・楽天カード・楽天銀行のSPU条件をクリアして還元率を底上げすることです。第二に、楽天証券のSPU条件(月1回以上ポイントを使って投資信託を購入、または米国株式・国内株式現物取引30,000円以上)をクリアして楽天市場での買い物ポイントを加算することです。第三に、受け取ったポイントで再び投資信託を購入するという「ポイントの再投資サイクル」を作ることで、複利的にポイントと資産を増やすことができます。
9. 楽天証券の口コミ・評判
良い口コミ・評判(実際のユーザーの声)
口コミ1:「楽天カード積立でポイントが毎月自動的に貯まるのが最高です。積立設定を一度やってしまえば、あとは何もしなくてもポイントがどんどん増えていく感覚がとても好きです。NISAの積立は楽天証券一択だと思っています」(30代・会社員)
口コミ2:「iSPEEDアプリが使いやすく、通勤途中にチャートや株価をチェックするのが日課になっています。四季報のデータも見られるのでとても重宝しています。初心者の方にも勧めやすいアプリです」(40代・自営業)
口コミ3:「期間限定ポイントを投資信託に使えるようになってから、失効させることがなくなりました。以前は使い忘れて消えてしまうポイントが多かったのですが、楽天証券でポイント投資を始めてからはポイントをフル活用できています」(20代・女性)
口コミ4:「マネーブリッジを設定してから楽天銀行の普通預金金利が上がって嬉しいです。普通預金にただ置いておくだけでも以前より増えるようになりました。楽天証券と楽天銀行の両方を使うと相乗効果が大きいですね」(50代・主婦)
口コミ5:「楽天・S&P500インデックス・ファンドをNISAで毎月積み立てています。信託報酬が安く、ポイント還元もあるため、他の証券会社からNISA口座を楽天に移しました。操作も直感的でわかりやすいです」(30代・エンジニア)
悪い口コミ・注意点(実際のユーザーの声)
悪い口コミ1:「2022年のポイント改悪は本当にショックでした。信頼していた還元率が突然下がってしまったので、楽天一択だったのを見直して、SBI証券も開設しました。今は二刀流で使っています。ポイント条件は変わる可能性があるということを念頭に置いておく必要があります」(40代・投資歴10年)
悪い口コミ2:「新NISAが始まった時期は電話サポートがまったくつながりませんでした。急いで設定を変えたかったのにどうしようもなくて困りました。FAQやヘルプページで解決できることが多いですが、緊急時には不安です」(30代・会社員)
悪い口コミ3:「米国株を大量に購入しようとすると、為替スプレッドのコストが気になります。SBI証券の住信SBIネット銀行経由と比べると明らかに割高なので、米国株投資のメインはSBIに切り替えました。少額積立なら楽天で十分ですが」(40代・投資家)
10. よくある質問
Q1. 楽天証券の口座開設に費用はかかりますか?
口座開設は完全無料です。維持手数料も0円のため、使わない期間があっても口座を維持するコストはかかりません。
Q2. 楽天証券のNISA口座は他の証券会社から移せますか?
はい、NISA口座は金融機関を変更できます。ただし変更手続きには時間がかかり、変更年の1月1日時点でその金融機関でNISA取引を行っていると当年は変更できないルールがあります。変更を検討する場合は早めに手続きを開始してください。
Q3. 楽天証券で米国株を購入する際の最低購入金額は?
米国株は1株から購入できます。最低購入金額はありませんが、手数料の最低額設定はないため少額でも購入できます(ただし為替手数料はかかります)。
Q4. 楽天カード積立の上限額はいくらですか?
楽天カード積立の上限は月5万円です。楽天キャッシュ積立も併用すれば月10万円まで積立が可能で、NISAのつみたて投資枠(年120万円=月10万円)をフル活用できます。
Q5. 楽天証券でiDeCoは使えますか?
はい、楽天証券はiDeCo(個人型確定拠出年金)に対応しています。運営管理手数料が無料で、低コストの人気ファンドを選んで積立できます。会社員・自営業・専業主婦など様々な方が利用できます。
Q6. 楽天証券のポイント投資で元本は保証されますか?
元本は保証されません。ポイントを使って購入した投資信託や株式も、値下がりする可能性があります。「ポイントだから損してもいい」という気持ちで気軽に始められますが、投資のリスクは通常の現金投資と同じです。
Q7. 楽天銀行の口座がなくても楽天証券は使えますか?
楽天銀行の口座がなくても楽天証券は利用できます。他の銀行口座から入出金することも可能です。ただし、マネーブリッジの金利優遇や自動スイープのメリットを活用したい場合は楽天銀行口座の開設をおすすめします。
Q8. 楽天証券は外国株式(米国以外)も取り扱っていますか?
米国株のほか、中国株(上海・香港)、シンガポール株、韓国株、タイ株、インドネシア株、マレーシア株なども取り扱っています。ただし米国株ほど銘柄数は多くありません。
Q9. 楽天証券でFX取引はできますか?
はい、楽天証券はグループ内の「楽天FX」サービスを通じてFX取引が可能です。楽天証券のログインIDでFX口座も管理できます。ただしFXはレバレッジを使った高リスクの取引であり、初心者には慎重な検討をおすすめします。
Q10. 楽天証券と他の証券会社を同時に使うことはできますか?
複数の証券会社の口座を持つことは法律的に問題ありません。ただし、NISA口座は1年につき1つの金融機関でしか開設できません。楽天証券でNISA、別の証券会社で特定口座、という使い分けは一般的です。
11. まとめ:楽天証券の評判と選び方
楽天証券は、楽天ポイント投資・楽天カード積立・豊富な投資信託ラインナップ・NISAへの対応力など、総合的に見て非常に完成度の高いネット証券です。特に楽天経済圏を活用している方にとっては、他の証券会社にはない強力なポイント特典があるため、NISAの積立先として楽天証券を選ぶ理由は十分にあります。一方で、ポイント改悪の過去・為替スプレッドのコスト・IPO取扱数の少なさといったデメリットも理解した上で利用することが大切です。
米国個別株を大量に取引する方や、IPO投資を重視する方はSBI証券との併用を強くおすすめします。また、国内株式のシンプルなデイトレードやコストゼロ重視の方は、楽天証券にDMM株を加えた二刀流が非常に有効です。
どの証券会社を選ぶかよりも、「早く始めて長く積立を続けること」が資産形成の最大のポイントです。楽天証券を含め、まず口座を開設して積立をスタートさせることが、豊かな将来への第一歩になります。
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