中古せどりの検品のやり方。初仕入れの8個を90分チェックして、出品できたのは7個だった

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この記事で伝えたいこと

検品は「売る前にやる接客」です。初仕入れの8個を家で検品したら、かかった時間は約90分。1個は出品をあきらめ、1個はヒヤッとしたけど直して出品できて、最終的に売り場に並んだのは7個でした。中古せどりは、状態そのものが商品。検品の精度が、そのまま評価とリピートにつながります。

仕入れ初日、リサイクルショップ3店舗を回って8個・約3,000円分を買って帰った夜の話です。仕入れ初日のルポの続きにあたります。玄関でエコバッグを下ろした瞬間は達成感でいっぱいでした。けど、リビングに戦利品を並べて気づいたんです。これ、このままじゃ1個も売られへん。中古品は、買ってきた状態のまま出品したら事故ります。ここからが検品という名の本番でした。

先に結果を言います。8個の検品にかかった時間は約90分。そのうち1個は目立つ傷が見つかって出品を断念(約350円の勉強代)。もう1個はおもちゃの電池ボックスに液漏れの跡があってヒヤッとしたけど、磨いたら動いたので状態を正直に書いて出品。結局、売り場に並べられたのは7個でした。この夜にやったことを、手順から道具から失敗まで、ぜんぶ書きます。

クロタ
クロタ

それで僕は1個沈めたからな(笑)。店の照明では見えへん傷が、家の照明やと普通に見えるんや。検品はクレームを未然に消す作業。ここを丁寧にやるかどうかで、中古せどりの評価は決まるで。

8個→7個検品して出品できた数
約90分8個の検品にかかった時間
1個350円検品で見つけた勉強代
夜のリビングのデスクライトの下で中古せどりの商品を検品している場面
玄関の達成感から一転、ここからが本番。家の照明の下で1個ずつ向き合う

🔍 検品クイズ①

仕入れた中古品、検品と出品どっちを先にやる?

🅰 「早く出品する」を選んだ人 ▼
スピード感、めっちゃ大事です。ただ中古品は「状態そのものが商品」なので、検品せずに出すと「思ってたより傷がある」で低評価や返品につながりやすいんです。フリマの評価は一回つくと消えません。先に検品してから出品するほうが、結果的に評価が積み上がって早く回るようになります。
🅱 「先に検品する」を選んだ人 ▼
これが正解です。検品は「売る前にやる接客」。買う側は届くまで実物を見られないので、出品者の検品と説明文だけが頼りなんです。しかも検品しながらメモした状態が、そのまま商品説明文になります。検品と説明文の下書きを同時に終わらせる、二度手間にならないやり方です。

なんで出品より先に検品なのか

理由はシンプルで、中古品は「状態」そのものが商品だからです。新品なら誰が売っても同じものが届きます。中古は違う。同じタイトルのブルーレイでも、盤面ピカピカのものと傷だらけのものは別の商品です。そして買う側は、届くまで実物を見られません。つまり、出品者の検品と説明文だけが頼りなんです。

検品をサボると何が起きるか。「思ってたより傷がある」「動かない」で低評価・返品・クレームになります。フリマアプリの評価は一回ついたら消えません。逆に、状態を正直に細かく書いてある出品は、多少傷があっても「この人は信用できる」で売れていきます。僕が90分かけた理由はこれです。検品は商品のためやなくて、自分の信用のための時間です。

もうひとつ現実的な理由もあります。検品しながらスマホで状態をメモしておくと、そのメモがほぼそのまま商品説明文になるんです。「ケース角にスレあり」「盤面キズなし」「電池ボックスに使用感あり・動作確認済み」。検品と説明文の下書きを同時に終わらせる。二度手間にならない唯一のやり方やと思います。

🔍 検品クイズ②

中古品の検品、最初に見るのはどれ?

🅰 「動作・付属品から」を選んだ人 ▼
動作も付属品も大事なチェックです。ただ順番でいうと、これらは後半。先に動作確認してから外観で大きな傷が見つかると、確認した時間がムダになることがあります。「ダメなものを早く見つける順番」で進めると、検品全体が速くなります。
🅱 「外観から(外観→動作→付属品)」を選んだ人 ▼
正解です。検品の基本は①外観を照明の下で全面1周 ②動作・再生の確認 ③付属品の照合、の3ステップ。外観で大きな問題があれば動作確認の前に判断できるし、動作がアウトなら付属品を数える意味がない。この順番だと漏れがなく、ダメなものほど早く見つかります。

検品の基本は3ステップ。外観→動作→付属品

中古せどりの検品3ステップの図解
①外観を1周 ②動作・再生確認 ③付属品の照合。この順番でやると漏れがない

僕が8個ぜんぶに共通でやったのは、この3ステップです。順番に意味があります。外観で大きな問題があれば動作確認の前に判断できるし、動作がアウトなら付属品を数える意味がない。ダメなものを早く見つける順番に並んでいます。

ステップ1:外観を「照明の下で全面1周」

商品を明るい照明の下に持っていって、上下左右裏表、ゆっくり1周見ます。ここで大事なのは「店より明るい場所で見る」こと。僕が出品を断念した生活雑貨は、店の棚では本当にきれいに見えたんです。家のLEDライトの下に置いた瞬間、側面に白い擦り傷がはっきり浮かびました。店の照明は商品をきれいに見せるためのもの。家の照明は現実を見せてくれます。

ブルーレイやDVDの盤面は、光にかざして角度を変えながら見ます。放射状の細かい虹色のスレはだいたい再生に影響しないことが多いですが、円周に沿った深い傷や白く濁った傷は要注意。爪に引っかかるレベルの傷があったら、再生確認を必ずやります。ケースのヒビ・ツメ折れも見ておく。ケースは交換できるので致命傷ではないですが、説明文に書くかどうかの判断材料になります。

ステップ2:動作・再生の確認

ブルーレイ3本は、全部実際にプレーヤーで再生しました。最初の数分、真ん中あたり、最後のチャプター。全編見る必要はないけど、「再生確認済み」と書くなら本当に再生する。これは絶対です。ゲームソフト2本も起動してセーブ画面まで確認。おもちゃは電池を入れて動作チェック。ここで例の液漏れ跡を見つけました(後述します)。

動作確認できないものは、どうするか。答えはシンプルで、「動作未確認」と正直に書いて、その分安く売るか、そもそも仕入れの段階で避けるかの二択です。僕は初日のルール上、動作確認できない家電は最初から買っていません。このへんの「買う前に避ける」話はNG商品7選に書いたとおりです。

ステップ3:付属品の照合

最後に、付属品が揃っているかをネットで「商品名+付属品」で検索して照合します。ブルーレイなら特典ディスクやブックレット、ゲームなら説明書や限定版の同梱物、おもちゃならパーツの欠け。「欠品に気づかず完品として売る」が一番怖いクレームです。逆に、欠品があっても「ブックレットなし」と書いて売れば何の問題もありません。欠品は罪やない。書かないのが罪です。

ジャンル別チェックポイント早見表

ジャンル別の検品チェックポイントの図解
ジャンルごとに「見るべき場所」は決まっている。慣れたら1個10分かからない
ジャンルとくに見る場所僕の初日の結果
ブルーレイ・DVD盤面の傷・ケース・特典の有無・レンタル落ちでないか3本とも再生OK。1本はケース角スレを説明文に明記
ゲームソフト起動確認・ケースと説明書・シリアルコード類は使用済み扱いで書く2本とも起動OK
おもちゃ電池ボックスの液漏れ跡・パーツ欠け・動作音1個が液漏れ跡あり→磨いて動作OK・状態明記で出品
生活雑貨・食器傷・欠け・ヒビを照明の下で全面1周1個に白い擦り傷→出品断念(350円)

表にすると整然として見えますが、実際の僕は床に8個並べて、1個ずつ手に取っては「うわ、ここ傷あるやん…」「お、こいつは優秀」とブツブツ言ってるおっさんでした。それでいいんです。検品は商品と最初にちゃんと向き合う時間。ここで商品の良いところを見つけておくと、説明文を書くときに「推しポイント」として使えます。

ヒヤッとした話:おもちゃの電池ボックスに液漏れの跡

人気キャラのおもちゃ、600円。外観はきれいで、即出品できると思っていました。電池を入れる前にフタを開けたら、端子にうっすら白い粉。前の持ち主の電池が液漏れした跡です。一瞬「終わった」と思いました。

でも調べると、軽い液漏れ跡なら端子を磨けば復活することが多いとのこと。綿棒に少量の無水エタノールをつけて端子を磨き、乾かしてから新しい電池を入れたら、普通に動きました。結果としてこれは「電池ボックスに液漏れ跡あり(清掃済み・動作確認済み)」と正直に書いて出品。ちゃんと売れました。

この件の教訓は2つあります。ひとつ、電池で動くものは、外観がきれいでも必ず電池ボックスを開ける。もうひとつ、不具合っぽいものを見つけても即死やない。直せるか調べて、直せたら状態を書いて売ればいい。隠して売るのだけが、唯一やってはいけないことです。

「直す」のやりすぎには注意

端子の清掃や乾拭きレベルのお手入れは問題ありませんが、分解修理した商品を「動作品」として売るのはトラブルのもとです。また、ディスクの研磨など素材を削る系のメンテは、仕上がりによっては状態を悪化させます。初心者のうちは「軽い清掃まで。それ以上が必要なものは買わない・売らない」が安全です。

検品道具は、ほぼ100均で揃う5点セット

中古せどりの検品道具5点の図解
大げさな道具は要らない。最初はこの5点で十分戦える
  • LEDライト(または明るいデスクライト):検品の主役。傷は光で見つける。スマホのライトでも代用可。
  • 単3・単4の動作確認用電池:おもちゃ・家電小物用。100均ので十分。
  • 無水エタノールと綿棒:端子の清掃、ベタつき取り。ドラッグストアで数百円。
  • マイクロファイバークロス:指紋とホコリ取り。撮影前の仕上げにも使う。
  • 精密ドライバーセット:電池ボックスのフタがネジ式のおもちゃが意外と多い。

全部足しても1,500円くらい。仕入れ初日の持ち物と同じで、気合いの入った専用機材は要りません。ちなみにこの5点のうち4点は、もともと家にありました。まずは家にあるもので始めて、足りないものだけ買い足せば十分です。

🔍 検品クイズ③

検品で不具合を見つけた。どうする?

🅰 「隠してそのまま出す」を選んだ人 ▼
気持ちは分かりますが、ここだけは避けたいところ。隠して売っても、買った人が必ず気づきます。結果は返品・低評価・クレームで、消えない評価が傷つきます。不具合があっても「正直に書く」「直して状態を明記する」「見送る」のどれかにしましょう。隠すことだけが、唯一やってはいけないことです。
🅱 「正直に書く or 見送る」を選んだ人 ▼
正解です。選択肢は3つ。①状態を正直に書いてそのまま売る ②軽い清掃などで直して状態を明記して売る ③直せない・安全に関わるものは見送る(損切り)。欠品や傷は罪やない、書かないのが罪です。正直に書いた出品ほど「この人は信用できる」で売れていきます。

不具合を見つけたときの3択

選択肢やること向いているケース
① 状態を書いてそのまま売る傷・欠品・使用感を写真と文章で正直に出す軽い傷・欠品など、価格を下げれば納得して買ってもらえるもの
② 直してから売る清掃・電池交換・ケース交換など軽いメンテ端子磨きやケース交換で印象が大きく変わるもの
③ 売るのをやめる(損切り)出品せず処分または自家用に回す安全に関わる不具合・直せない傷・修理コストが利益を超えるもの

僕の8個は、①が1個(ケース角スレのブルーレイ)、②が1個(液漏れ跡のおもちゃ)、③が1個(白傷の雑貨)、残り5個はそのまま出品でした。大事なのは、3つの選択肢を「感情やなくて数字」で選ぶこと。直すのに30分かかって利益が300円なら、その30分で次の検品をしたほうがいい日もあります。③の損切りの考え方は、別の記事でじっくり書く予定です。

検品が終わったら“いくらで売れるか”を相場でチェック

出品価格は感覚で決めず、相場で裏を取るのが鉄則。オークファンなら過去の販売相場が分かるので、高すぎ・安すぎを防いで利益を最大化できます。

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検品の数字まとめと、その夜の出品

検品の数字をまとめたダッシュボード図解
8個・約90分・出品7個。1個あたり平均11分。慣れると半分になる

検品8個で約90分、1個あたり平均11分。初めてにしては上出来やと思っています(いまは慣れて半分くらいです)。そして検品が終わった流れのまま、窓際で撮影会をして、その夜のうちに5個を出品しました。検品メモがそのまま説明文になったから、出品が速かったんです。検品→撮影→出品は、間を空けずに一気にやるのが一番効率がいい。このへんの出品作業の細かい話は、次の記事で書きます。

出品後の話を先取りすると、この7個の中の100円ブルーレイが数日後に初めて売れて、初売れの夜につながります。売れたら今度は梱包と発送。即発送の仕組みの記事に書いたとおり、検品の段階で状態が頭に入っていると、発送前の最終確認も一瞬で終わります。検品は、後工程ぜんぶへの仕送りです。

検品あるあるの4コマ漫画
店ではきれいに見えた。家の照明は正直。それも勉強代
検品の基準は、経験者に単発で聞くと一気に育つ

「この傷は書くべき?」「これは売っていい状態?」みたいな判断は、最初は誰でも迷います。ココナラなら現役のせどり経験者に、自分の商品の写真を見せながら単発で相談できます。

よくある疑問(検品の夜の僕が知りたかったこと)

検品はどこまでやれば十分?

「自分が買う側やったら知りたいことを全部確認できたら終わり」が僕の基準です。具体的には、外観の全面1周・動作や再生の確認・付属品の照合の3点セット。逆に、顕微鏡レベルの傷探しまでやる必要はありません。買う側が気にするレベルのことを、買う側より先に見つけておくのが検品です。

動作確認ができないものはどうする?

「動作未確認」と明記してジャンク扱いの価格で売るか、最初から仕入れないかの二択です。僕は初心者のうちは後者をおすすめします。動作未確認品はクレーム率が上がるので、慣れて説明文の書き方が身につくまでは避けるのが無難です。

掃除はどこまでやればいい?

乾拭き・指紋取り・ホコリ取り・端子の清掃くらいまでが基本です。やりすぎて状態を変えてしまう(塗装が剥げる、印刷が消える)と本末転倒なので、「届いたときに気持ちいい状態にする」程度で止めます。きれいにするより、状態を正確に伝えるほうが大事です。

検品の時間はどれくらいが目安?

僕の初回は1個あたり平均11分でした。いまは慣れて5〜6分です。最初は時間がかかって当たり前なので、スピードより「漏れなく見る順番を体に入れる」ことを優先してください。3ステップの順番でやれば、自然と速くなります。

不具合を見つけたら値段はどう決める?

同じ商品の「売り切れ履歴」の中から、自分のものと同じくらいの状態のものを探して基準にします。傷ありなら傷あり品の売れた価格を見る。完品価格から気持ちで値引きするのではなく、同じ状態のものが実際に売れた価格に合わせるのが確実です。

検品で問題が見つかった商品は失敗?

失敗ではなく、検品が仕事をした証拠です。家で見つけたから350円の勉強代で済んだわけで、売った後にお客さんが見つけていたら、返品と低評価でもっと高くつきました。検品で見つかる不具合は、全部「事前に防げたクレーム」やと思っています。

まとめ:検品は「売る前にやる接客」

中古せどりの商品は、状態がすべてです。照明の下で全面1周、動くものは動かす、付属品は調べて照合。この3つを習慣にすれば、検品はあなたの武器になります。僕は8個中1個を沈めましたが、その350円のおかげで「店の照明を信じない」という一生モノのルールを手に入れました。

検品が終われば、商品はもう「売り物」です。次は撮影と説明文、つまり出品。検品メモを握りしめたまま、そのまま出品作業に進みましょう。続きは出品編で書きます。

せどり体験談シリーズの地図。仕入れの次は検品、その次は出品
仕入れ→検品→出品→初売れ。工程はぜんぶつながっている
クロタ
クロタ

そうやろ。画面の向こうの買う人は、僕の目と説明文だけが頼りなんや。丁寧な検品は、会ったことのないお客さんへの礼儀。これを面倒くさがらん人から、評価って積み上がっていくで。

※本記事は筆者個人の体験談です。販売の成果を保証するものではありません。中古品を売る目的で仕入れるには古物商許可が必要です。商品の清掃・メンテナンスは自己責任のうえ、無理のない範囲で行ってください。

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